肖像画とは。

この展覧会のことは全然ノーチェックだったんだけど
ふと見ていた地方ニュースでちらりとやっていて
あまりの興味深さに慌てて飛んでいきました。

女性がメインに描かれた歴史画、宗教画、肖像画などの作品を集めている展覧会です。

誰かが画家に頼んで描いて貰った肖像画は、他のジャンルの作品に比べるとモデルの「願望」「自己顕示欲」「コスプレ願望」こういったものがかいま見えてそれを想像するだに
「あー、この人はとにかくお金があることを見せたかったんだろうなぁ」とか
「この子供は豪華な服を着て随分ぶすっとしてるけど、嫌々やってたのかなぁ」とか
「うーん、この人は本当にこんなキレイな顔だったんだろうか・・・?」とか
楽しい?ひとときでした。


そして宮廷画家だとか、人気の肖像画家などというものは
「巧い」ことが重要なファクターなんじゃなくて、
きっともっと違う理由だったんだろうとしみじみ思いました。

「面影も残しつつとにかく美しく描くことが出来る」
「とにかく流行の手法で描くことが出来る」
「斬新な案、構図、ポーズの提案が出来る」
「パッと顔を見ただけで、モデルはほとんどポーズを撮る必要が無くて楽」
「持ってもいない宝石を適度にちりばめさせることが出来る」
「モデルをほめてほめて持ち上げる太鼓持ち」

とかね。

とくにこの展覧会のチラシで一押しのジャン=マルク・ナティエの「花の神フローラに分する女性」なんてその典型だったんだろうな〜(あくまでも想像です。)


だって、このふんわりしたバラ色のおもざし!
そしてこの花の神というシチュエーション!!
モデルの人ができあがったこの絵を気に入らないわけないじゃないですか。

そういう意味では当時の人気画家などというものは信用ならない。

ま、肖像画ですからいいっちゃいいんですけどね。



あと、超絶によかったのはブーグローの「ヴィーナスとキューピッド」でした。
神秘さと官能性の絶妙なライン!
この透き通るような肌。
もしも本当に神話の中の登場人物が存在するのだとしたら、本当にこんな感じだと思う。
はーーーー、美しい*^^*

って、ブーグローも「当時の人気画家」だったんですけどね^^;

肖像画おもしろい。
昔ロンドンに行った時、 ナショナル・ポートレート・ギャラリーはまぁいいかと思ってスルーしてしまったので、次にロンドンに行った時は絶対にいってみたいわぁ!!

展覧会 カンヴァスに描かれた女性たち
期間 2011年5月21日(土)~2011年 7月10日(日)
場所 豊橋市美術博物館
v_c.jpgウィリアム=アドルフ・ブーグロー≪ヴィーナスとキューピッド≫
値段 一般 ・大学生:1000円 小中高生:400円
出掛けた日 土曜・昼
閲覧時間 約50分
混み具合 そこそこ空いてました
客層 女性が多かったかな?
ハミガキのLOVE度 ★★★

イタリアショック

実は、内緒にしていましたが(?)約1年ほど前にイタリアに行ってきました!


イタリアといえばルネッサンスの聖地!!
ボッティチェリ、ミケランジェロ、ギルランダイオ・・・うーん、とにかくここには書ききれないくらいのたくさんの画家と、
書ききれないくらいのたくさんの美術館・教会がたくさんあるわけです!!
何しろ教会に描いてある作品などは動かせないので、そこに行かなくてはみられないのです。

とにかく@@@があることを知らなくて見逃した!ということだけは避けたい。
いろんな作品を見て、大興奮して、
それでモナハミにもいっぱいいっぱい記事を書こう!!!

行きの飛行機の中でさえ、今回巡る予定の美術館・教会と見なくてはいけない絵のチェックをし、準備万端で臨んだのです。

サンタ・トリニタの聖母、ルチェライの聖母、マルティーニの受胎告知、東方三博士の礼拝、フラアンジェリコ、サン・ロマーノの戦い、マサッチオの楽園追放、ヴェロッキオのキリストの洗礼、春、ヴィーナス誕生、メデューサ、ジョルジョ=ヴァザーリ、奏楽天使・・・・

・・・ところが実際、文字通り山のような作品を見て、
すっかり意気消沈してしまったの、私。


見たい見たいと切望していた作品を一気にみすぎてなんだか飽和状態になってしまったりだとか
こんなにすごい作品が完全独り占め状態でみられることへのうらやましさとか
美術作品としてではなく教会の一部として根付いている現実とか

完全キャパシティ・オーバー。


日本に帰っても、モナハミを書くどころか本当にその絵を見てきたのか、
それとも美術本を見すぎて見た気になっているのかも分からない状態。
日本の箱みたいな美術館へ行く気なんかせんわ・・・(-_-;)llllll

という状態が半年続きました。
こんなことになるなんて自分でもビックリ。家人にも笑われる始末です。



しかしようやく去年の年末くらいからその状態から脱出して、またぼちぼち美術館にも足を運び始めました。

やっぱり美術館巡りは楽しいわー(^o^)♪

この飽和状態の期間は無駄ではなく、何らかの形で自分の血や肉になったと信じています。
そのような訳で今後とも宜しくお願いいたします。




カメの水にも奇跡を起こせば(1巻その7)

六甲の水を奇跡でぶどう酒に変えるイエス

短いお話なので、聖書をそのまま引用してみましょう。
———————
三日目に、ガラリアのカナで婚礼があって、イエスの母がそこにいた。
イエスも、その弟子たちも婚礼に招れた。
ぶどう酒が足りなくなったので、母がイエスに、「ぶどう酒がなくなりました」と言った。
イエスは母に言われた。
「婦人よ、わたしとどんなかかわりがあるのです。わたしの時はまだ来ていません。」
しかし、母は召し使いたちに、「この人が何か言いつけたら、そのとおりにしてください」と言った。
(略)
イエスが、「水がめに水をいっぱい入れなさい」と言われると、召し使いたちは、かめの縁まで水を満たした。

(ヨハネによる福音書2章)
———————

この後召し使いたちがカメの水を味見してみると、
ぶどう酒に変わっていてあらびっくり!!!!
というお話です。
これはキリストが公衆の面前で最初に行った奇跡です。


「婦人よ、わたしとどんなかかわりがあるのです。」ってなんてヘンな親子なんだろうってずっと思っていたけど、もうイエスがご機嫌だったんならしょうがないよね。うん、しょうがない。

マリアさんもそれを分かっていたのでしょう。

cana.jpg

これはルーブルにある作品で縦6.77m、横9.94mととてつもなく大きな絵です。
キリストは中央の光っている人物、マリアはその隣の女性です。

もしもルーブルに行ってこの巨大な絵を目の前にしたら
酔っぱらイエスの楽しげな宴をどうぞ思い出してくださいね^▽^

しかし、この能力、本人は大変そうだけどうらやましいなぁ〜。

|パオロ・ヴェロネーゼ(Paolo Veronese)|カナの婚礼|1562-1563年|パリ、ルーブル美術館|

あなたの頭に奇跡を起こせば(1巻その7)

冠に薔薇の花を咲かせる奇跡を起こすイエス

聖書の中でキリストが冠に花を咲かせたことはありません。

だってあれ、バラはバラでもイバラだしね。。。

(GPS機能搭載の)茨の冠にバラの花を咲かせられるなら、
違う花を咲かせることだって可能かも?!

こんな感じでね^▽^

passion.jpg
こ、これはどうみても笑いすぎた後に脱力したイエスだ・・・!

胸のハートもいい感じ♥


|アルフォンス・ミュシャ Alfonse Mucha|受難|1904年|リトグラフ|